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レンズまめ

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レンズ豆 レンズまめは、直径4~8㎜、厚さが2~3㎜と扁平で、光学レンズ(凸レンズ)のような形をしています。豆の表皮の色は褐色、緑褐色のほか暗緑色、黒褐色等で、皮をむいた状態では黄色、赤橙色等です。

 扁平な形をしていることから「ひらまめ」とも呼ばれます。中国名は、「兵豆」、「扁豆」、「浜豆」、英名は"lentil"です。

 その起源はメソポタミア地域で、徐々に西方のエジプト、ギリシャ、ローマへと伝わったと考えられており、紀元前から栄養価の高い食品として食べられていた豆です。なお、形が凸レンズに似ているからレンズまめ?と想像しがちですが、実際にはその逆で、後世に発明された「レンズ」の方が、この豆に由来して名付けられたと言われています。

 日本での生産は行われておらず、流通しているレンズまめは、米国等からの輸入品です。世界の生産量は300万トン程度で、主な生産国は、インド、トルコ、カナダの順です。
レンズまめの花 形状が扁平であるため直接煮ても非常に短時間で火が通るので、水に浸けたり、下ゆでをする必要がないことが特徴です。皮付きのもののほか、皮むき加工を施したものも広く流通しており、主にカレー、スープ、サラダ、付け合せなどに用いられています。