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千葉県におけるあずきの栽培面積は、10数年前には300ha以上ありましたが、最近では150ha程度にまで減少しています。これらの生産は農家の自給用も多いと推察されますが、県の「主要農作物等施肥基準」にあずきの栽培時期・方法等基本的事項が掲載されているので、これに基づき、千葉県のあずきの栽培方法について要点のみ簡略にご紹介します。
千葉県のあずきの栽培暦 注:上記基準では開花期が明示されていないため、一般的な例から類推して補足した。
生育後半に窒素不足とならないよう、堆厩肥を十分施用して地力を高めておきます。土壌PHは石灰質肥料等により6.0~6.5に矯正します。施肥量は、堆厩肥の肥料成分を考慮するとともに、土壌診断結果に基づいて決めますが、標準的には次のとおりで、すべて基肥として施用します。
上記基準では、品種についての特段の記載はなく、地域在来品種が栽培されているようです。
播種適期は6月上中旬です。上記基準では、栽植密度は10a当たり4,700~5.700株とされています。 (注:基準で明示されていませんが、例えば、畦幅60cmなら株間29cm~35cm、畦幅70cmなら株間25~30cmに相当します。)
収穫時期は10月上旬です。
(本稿は、「主要農作物等施肥基準」(平成16年3月、千葉県 )等を参考にして作成しました。)